英語保育園の遠足とは? 2019 Field Trip@しながわ水族館
English Expressのプリスクール&キンダーガーテンでは、年2回Field Tripに出かけます。Field Tripは日本の幼稚園の遠足です。2019年6月のField Tripの目的地はしながわ水族館。当日は日本の小学校、幼稚園、保育園の大型バスも続々と到着、外は梅雨空でしたが、水族館の中は子どもたちでいっぱいでした。今回は、English Expressの遠足の様子から、英語保育園・幼稚園としての教育現場の特徴や、日本の一般的な保育園・幼稚園との違いを改めて考えてみました。
English Expressでは子どもたちは以下のような時間割に沿って、年間を通じてカリキュラムをアクティビティとして体験していきます。先生はもちろん、日本人スタッフも子どもたちとのコミュニケーションは全て英語、子ども同士の会話ももちろん英語です。languageとしての英語力を高める授業はもちろんですが、算数や、地理、歴史も体験型で学びます。Field Trip(遠足)やSports Day(運動会)は子どもたちにとっても特別な日ですが、教育の場であることに変わりなく、ここでも様々なカリキュラムを応用体験することになります。
例:プリスクール 時間割
2歳から身に着けるValues(道徳)
Valuesは、日本の小学校だと道徳に近い授業になります。2歳〜3歳のプリスクールでは、集団生活に必要なマナーを教わります。手を洗う、歯を磨く、悪いことをしたら謝る、ありがとうの意味を理解することなどを通常のクラスではロールプレイなどのアクティビティを通して学びます。4歳〜5歳のキンダーガーテンでは、人を助ける、譲り合う、自主性、権利と責任などの意味を考えます。遠足などの課外活動では、迷子にならないように、周りに迷惑をかけないように、必ずパートナーを決めて、2人一組のバディシステムで行動します。
▲パートナーと手を繋いでいるかしら?
▲先頭と最後尾に先生がいるからね。ちゃんと先生を確認しながら進もうね。
Knowledge Boardで学ぶ、地理・文化・歴史
English Expressでは、キンダーガーテンになると地理や色々な国の文化も学びます。テーマに沿った写真を使ったKnowledge Boardが子どもたちの興味関心の扉となります。先生はBoardの写真を使って子どもたちに色々問いかけます。子どもたちもたくさん質問します。見たり、聞いたりするだけでなく、自ら興味を持ち、確認することによって、知識だけでなく知ることの喜びを学ぶクラスです。
普段からKnowledge Boardで、物事の背景や関連を考える習慣がついているEnglish Expressの子どもたちは、水族館でも、魚を見るだけでなく、魚の生体や特徴、生息地が気になります。
▲水族館の説明ボードを使って、ミズダコの生息地を確認します。
▲「Glass Fish、槽のガラスと同じで骨が透けて見えるね。」
▲アマゾンの熱帯雨林に突入。
「魚の名前わかるかな?Arapaima発音できる?Pirarucuとも呼ばれているんだよ」
ボキャブラリーを増やすCircle Time
プリスクールでは、その日の天気や季節のイベントなど身近なテーマでヒヤリングとスピーキングを学びます。キンダーガーテンになると、先生は個々の生徒に質問し、表現方法、ボキャブラリーを増やすためのディスカッションを行います。English Expressでは、先生のお話を聞くだけでなく、積極的に質問をします。水族館は子どもたちの興味関心の宝庫で、あちこちで先生に質問したり、自分の発見を報告するシーンが見られました。
▲「ピラニアは怖い魚?」
「そうだよ、骨以外は全部食べつくしてしまうんだ。」
▲「見て! タコの口見つけた!」
「吸盤もよく見てごらん。足1本に200個も吸盤があるんだよ。」
▲「私も見つけた!」
▲「すごい歯がたくさん見えるよ」
「サメの歯は何度も生え変わるんだよ」
▲この日は残念ながら、イルカが妊娠中のためショーは中止でしたが、自主的にジャンプをするイルカを見ることができました。
「お腹に赤ちゃんがいるイルカがいるよ。どの子だかわかるかな?」
先生1人に生徒8名体制
子どもたちの個性に合わせ、同じ知識を身につけるのではなく、子どもたち独自の興味関心を引き出し、伸ばしていくのがEnglish Express流。これができるのは先生1人に生徒は最大8名だから。しながわ水族館でも先生と子どもたちは常にコミュニケーションを取り続けました。珍しい魚の名前もたくさん覚えました。
アジの水槽、人気者のニモ、ペンギンの赤ちゃん、子どもたちより大きなサメも見ました。最後にアザラシのショーを見ました。お家で今日の体験を今度は日本語で報告できるかな?